2009年09月06日

ほーりつまにあ

国際私法って講義をとってまして。今日受講してきました。


国際私法ってのは、私人あるいは私人と国家の国際的法律関係を規律する法のこと。
(私法とは民法・商法といった私人の権利義務に関する法規)


んー硬い文。例を出してみよう。


日本人とアメリカ人がアメリカで結婚しました。


数年後、日本人が子供を連れて帰国して別居状態となりました。


アメリカ人はこれに対し、アメリカで離婚と親権を求めて訴訟を起こしました。


裁判の結果、離婚が認められ、親権もアメリカ人にわたりました。


さて、この判決結果は日本に帰国してしまっている、日本人に適応されるでしょうか?
(そしてこの逆のケースも適応されるのか否か)


答えは、アメリカの判決は、その依拠する法律がアメリカ民法であっても、
基本的には適応されます。(民事訴訟法:118条)


しかし、実際はその事件の背景、判決を出した国家の司法制度
外国で訴訟を起こすことや、日本で外国人を被告として裁判を行う理由の妥当性
日本の民法との齟齬等などの問題から、そうすんなり認められるわけではなく。


細かくいろいろ考えていかなきゃいけないわけです。
まあその辺を考えていこうってのが国際私法を学問する理由だそうです。


細かい法解釈になると眠くなってくるんですが、面白い講義。


唯一の問題点を除けば。


受講者に法律マニアみたいなのがいてさ。
用語をやたらとつかった質問を講義中にしてくれるわけです。10-15分もかけて。


俺は法学生じゃないんで付いていけてないだけなのかもだけど。
その質問、講義内容とずれてる気がすんだよね、毎回。
先生もうんざりしてるように見えるし。いきなり自己解決するし。


個人的に思うに。
お前はただ法律用語を言いたいだけなんじゃないか、と。
もう、弁護士でもなんでもなれよ、お前


タグ :授業大学


Posted by ec at 21:53│Comments(0)
 
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